作成日:2024/11/20
訪問日:2024/9/29
UFOの里 ~千貫森に拡がるパワースポット~
【カテゴリ:文化遺産、自然】
千貫森に広がるパワースポット
福島駅の南東約8kmのところに、千貫森を中心とした「UFOの里」と呼ばれる地域があります。このあたりは以前よりパワースポットとして知られており、なんと驚くことにUFOの目撃情報が多いことでも知られています。

「UFOなんてありえない」「荒唐無稽な話だ」などとおっしゃるかもしれません。実際、私もかなりの眉唾を感じながらも興味本位で訪れました。ところがUFOの目撃証言の信憑性についてはとりあえず置いておいて、このあたり一帯で発生している解明できないような事象等については興味を抱かざるを得ませんでした。
また「UFOふれあい館」では小規模ながらも本格的なUFOの博物舘として、大人から子供まで楽しむことが出来るのではないかと思いました。例によりバスの時間の制約により現地滞在時間が1時間の予定でしたが、内容盛りだくさんにつき2時間も滞在してしまいました。今回、この千貫森を中心としたUFOの里についてご紹介させて頂きます。
UFOの里を訪れる

旅の起点は福島駅です。福島駅から川俣方面のバスに乗ります。一時間に2本程度の割合で出ており、大変にアクセスが便利です。バスに揺られること約25分、「UFOの里」が最寄りのバス停です。
このあたり一帯は、以前は飯野町と呼ばれた町でしたが、御多分に洩れず、平成の市町村合併により2008年に福島市に編入されました。以前より飯野町では、地域おこしのためにUFOの里を後押ししていました。右の写真をご覧頂ければと思いますが、バス停がUFOを模したものとなっています。また途中の道案内も宇宙人が案内してくれるという凝りようです。
千貫森周辺のパワースポット

UFOの里のシンボル的存在である千貫森は円錐形をしており、標高は462.5mといわゆる低山に属する山です。UFOの里の停留所を降りたあたりから見ることができます。その目立つ山容のために古来より人々の目印となっていました。
また次のような興味ある事象があるようです。
①古来よりピラミッド説があり、このピラミッド型の山がアンテナ代わりとなり、未確認飛行物体(いわゆるUFO)の目印となっていたというのです。そのため以前からUFOの目撃情報が多いというものです。う~ん本当でしょうか。ピラミッド型の山はこの日本にはごまんとあります。かなりの眉唾です。

②千貫森には強い磁場があるようで、磁石がきかない場所もあるというのです。このあたりは昔から砂鉄が採取でき、その関係もあり地下に強い磁性体があるようです。そしてそれがアンテナのような機能を果たしているのではとも言われています。もしそうであれば、こちらの方はかなり信憑性のある話です。
③千貫森の周辺には変わった形の巨石が点在しているというのです。「モアイ石」「舟形石」「くじら石」などと呼ばれており、方位石もあるようです。そしてそれらが放射状に位置しており、パワーラインとも呼ばれる形を形成しているとのことです。またこれらの石はどこからきたかについては説明がつかないとのことでした。

モアイ石というとイースター島にある「モアイ像」を思い起こされるかと思いますが、実際、モアイ像を彷彿とするような人面巨石のようです。実は訪問当日、モアイ石を始めとして、これらの巨石のいくつかを訪れたかったのですが、それぞれの場所は離れており、また次にご紹介するUFOふれあい館で予想以上に時間を使ってしまい、バスの発車時刻の関係からそれらを確認する時間を取ることがきませんでした。
ただUFOの目撃情報などといったあやふやな情報ではなく、これらの巨石は、実際にそこに「実物」としてあるものなので、かなり興味深いものがあります。その他、古墳ではないかという説もあるようです。
UFOふれあい館

そして千貫森とならんでUFOの里のシンボル的存在が、「UFOふれあい館」です。UFOの里のバス停から徒歩約10分のところにあります。この設備は1980年後半に話題となった「ふるさと創生事業」を利用して整備されたとのことです。1992年に開館し、2013年にリニューアルされました。
余談になりますが、ふるさと創生事業を覚えていらっしゃるでしょうか。全市町村に対して地域振興のために1億円を交付した事業です。当時はバラマキ事業とも呼ばれていました。そしてこのUFOふれあい館は、ふるさと創生事業で建設され、今では施設が現存する数少ない成功例のようです。う~ん、ということは他のふるさと創生事業(特に施設の建設)はうまくいかなかったのでしょうか。典型的なばらまき予算です。我々の税金を返せ!と言いたいところです。

さてUFOふれあい館では、過去のUFOの目撃写真や事件*、資料、公式文書などといった大人向けの展示に加えて、宇宙人の姿や3Dシアタでは映像を見ることができるので、大人から子供まで十分に楽しむことができます。実際、私もかなりの時間をかけて展示品を一通り見学しました。
*事件:過去にはUFOを目撃したといった話だけではなく、それがきっかけとなり官民一体となった議論に発展したことがありました。それをここでは事件と呼んでいるようです。特に有名なのが「ロズウェル事件」と呼ばれるもので、UFOふれあい館では経緯などの資料が詳しく展示されていました。私もUFOふれあい館に訪れるまでは知りませんでした。一言でいうとアメリカ合衆国のロズウェル近辺で墜落した飛行物体が、米軍によって回収されたというもので「世界で最も有名なUFO事件」となっているようです。米軍というある意味、公的な機関が関与しているため、一概に荒唐無稽な話では済まされないようです。ただ実際はいろいろなきな臭い情報が輻輳しているようで、真相は解明されていないとのことです。

またUFOふれあい舘には資料の展示に加え、休憩や入浴もできました。ただUFOとお風呂はどういう関係があるのでしょうか、ふれあい館の職員の方に聞いてみました。千貫森に登った人が、汗を流すことができるようにとのことです。思わず「なるほど」と言ってしまいました。ちなみに温泉ではありません。
そして2021年にはなんと日本初のUFO研究所「国際未確認飛行物体研究所(UFO研究所)」が開設されました。国内外からUFO情報を収集してそれらを発信したり、いろいろなイベントを企画したりして地域を活気付けようという目的のようです。
当初はかなりの眉唾を感じながら、正直、興味本位で訪れたUFOの里でしたが、2時間近くを過ごすことになり、かなりUFOについて知ることが出来ました。また自分なりUFOについて考えることもできました。
一通りUFOふれあい館などを見た上での私の結論は、(夢のない話ではありますが)やはりUFOは存在しないというものです。強い磁場や大気中のプラズマがもたらす超常現象ではないでしょうか。ただ千貫森周辺に点在する巨石群は少し説明がつかないです。UFOとは関係ないと思われるものの、単なる偶然という言葉だけで片付けたくはないものを感じます。
ルモンド紙によると・・
「UFOなどありえない」「荒唐無稽な話だ」などと言わずに、少し遊び心でこのUFOの里を訪れてみては如何でしょうか。
ご参考までに、フランスの主要紙である「ルモンド紙」では、UFOの目撃情報を以下の通り分類しています。
・30%は偽情報
・9%は完全に説明できる現象(隕石の落下等)
・33%は概ね説明のできる現象(大気中のプラズマ等)
そうです。残りの28%は完全には説明できない現象、すなわち正体不明の飛行物体(UFO)の可能性があるいうことのようです。このようにフランスの主要誌に書かれると思わず宇宙へのロマンを感じてしまいますね
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