作成日:2021/10/4
訪問日:1989年8月~
盛岡さんさ踊り
【カテゴリ:祭り、文化・遺産】
東北の夏祭り
東北地方の夏祭りは、その短い夏を惜しむかのような「豪華絢爛」、「エネルギッシュ」なものが多いようです。これまでに東北地方の祭りを幾つか見てきましたが、その中でも特にお勧めしたいお祭りの1つが、盛岡の「さんさ踊り」です。

さんさ踊りは、岩手県盛岡市で、毎年8月1日から4日にかけて行われる夏祭りです。青森のねぶた祭りや仙台の七夕祭りと比較して、知名度では若干劣るものの、とにかくそのスケールには圧倒させられます。スケールの大きさだけは、青森のねぶた祭りの方が大きいかもしれませんが、圧倒的な数による和太鼓の演奏を聞くと、大げさな話ですが、魂が揺さぶられる思いにさせられてしまいます。2007年には和太鼓の数が世界一の祭りとして、ギネスに登録されました。私が初めてさんさ踊りを見たのは1989年の夏だったのですが、桁違いのスケールの大きさに圧倒させられてしまい、その後、5年連続で見学に出かけてしまいました。
さんさ踊りの歴史

さんさ踊りの歴史は、藩政時代よりの三ツ石伝説に由来しています。その昔、南部藩盛岡に鬼が現れ、町の人々を困らせていました。困ってしまった町の人々は、盛岡近辺にある三ツ石神社の神様に悪魔の退治をお祈りしました。それを聞いた三ツ石神社の神様は、鬼を捕まえ、二度と悪いことをしないように境内にある大きな石に手形を押させたとのことです。鬼は退治され、町の人々は喜び、この三ツ石の周りを踊ったのが起源とされています。
現在、盛岡市内にある三ツ石神社には、その大きな石(岩)があり、毎年、さんさ踊りが行われる前の7月にはさんさ踊りの奉納が行われます。ちなみに、この「岩」に「手形」、これが岩手の由来であるともいわれているようです。
盛岡さんさ踊り

さんさ踊りは、以前は3日間の開催でしたが、最近では参加団体数が増え続けたため、1日増えて4日間の開催になったようです。お祭り当日は、多くの団体によるパレードが行われ、パレードの後は誰でも参加できる輪踊りが繰り広げられます。まさに「豪華」「勇壮」という言葉がぴったりです。最終日には、太鼓だけの大パレード、大輪踊りが実施され、そのスケールに圧倒させられてしまいます。とても言葉では言い表すことができません。 特に最終日の和太鼓だけによる大パレードははずせません。また大輪踊りへの飛び入り参加をお勧めします(今でも飛び入りが出来るかは確認できていませんが・・)
祭りの後は・・

祭りを見終えた次の日は盛岡市内の観光がお勧めです。これは夏祭り全体に言えることですが、祭りの次の日の「静寂」と、祭り当日の「喧騒」とのギャップが面白いほどに大きく、昨晩の狂乱は一体何だったのだろうかという思いにさせられてしまいます。
盛岡市は言わずとしれた岩手県の県庁所在地ですが、自然に恵まれた風光明媚な素晴らしい街です。下段の関連情報にお勧めスポットをご紹介させて頂いているのでご参照頂ければと思います。